週刊OSM 801

2025/11/20-2025/11/26

コミュニティ

  • エイドリアン・ショブルック氏は、OSMの人道的マッピング活動の中で、検証プロセスに関するいくつかの洞察を共有しました。
  • Giopera氏は、イタリアコミュニティのため、OSMデータを使ってOSM関連ロゴを作成した方法を説明しました。
  • バスティアン・グレシャケ・ツォバラスが、ペルーのトレッキング中にEvery DoorとCoMapsをどのように 地図作成と測量に使用したかを 紹介しました。
  • Nicole Siggins (MapSwipe管理チーム)とBenjamin Herfort (HeiGIT)がState of the Map EuropeでMapSwipeの現状とOSMにおける将来について講演を行いました。講演では、MapSwipeが既存のOSMの機能に属性を追加できる独自のOSMエディタになる可能性や、fAIrからOSMに直接建物データを追加するために人間の検証を受けた機械学習を利用する可能性を探りました。この記事をお読みになった後、添付の日記記事でこれらの提案についてあなたの考えを共有してください。
  • murmeldinさんは、StreetCompleteエキスパートエディションモバイルアプリを使用した屋内マッピングの実行方法を解説 > しました。

OpenStreetMap Foundation

  • OpenStreetMap Foundation Operations Working Groupは、OpenStreetMap Spyglass(旧OSM X-RAY)のコピーをホストする予定です。目標はopenstreetmap.orgの現在のデータレイヤーを置き換えることです。OSMコミュニティでこの取り組みについて質問することができます。
  • Fastlyは、OpenStreetMapチームがコンテンツ配信の需要に対応するため、同社の「Fast Forward」プログラムに参加したと報告しました。OpenStreetMapは、ラスタタイル生成を支えるためにFastlyのCDNを利用するとともに、特にAIによるデータスクレイピングに関連した攻撃的かつ不規則なトラフィックに対処するため、システムを保護する目的でカスタマイズされたVarnish Configuration Language(VCL)ルールを導入しています。

地方支部ニュース

イベント

  • FOSDEM2026への 発表申し込みが開始されました。2025年12月1日までにPretalxを使って申し込むことができます。イベントは2026年1月31日と2月1日にベルギーのブリュッセルにあるULB Solbosch Campusで開催されます。

教育

OSM research

  • カーネギーメロン大学のRizaldy Utomo氏は、OpenStreetMapのデータを使用して、ピッツバーグ地域交通局のバスサービスとPOGOHバイクシェアネットワークの移動パターンを示すインタラクティブなウェブダッシュボード、PGH Transit Atlasを開発しました。この研究では、2つの交通システム間の調整と統合を改善し、全体的な輸送効率を高めることを目的とした一連の政策提言を行っています。
  • Nature Citiesに掲載された研究によると、OpenStreetMapのデータを使って、世界の35都市にある23,477の公園を体系的に分析し、健康増進活動をサポートする能力についてスコアをつけることに成功しました。これにより、大規模な都市の幸福度調査におけるOSMの詳細なタグ付けシステムの実用的価値が実証されました。

地図

  • [1] 地域紙『オックスフォード・クラリオン』は、OSMを使ったオックスフォード大学の猫の地図を掲載しています。
  • パスカル・ネイスは30DayMapChallengeに参加しており、自分のウェブマップ Unmapped places of OpenStreetMap を使って、OSMに存在しない(あるいは不完全な)、まだ適切な地図がない集落を紹介しています。

OSM in action

  • Decolonizing Southeast Asian Sound Archivesプロジェクトは、ヨーロッパに所蔵されている東南アジアの貴重な音楽コレクションにアクセスできるウェブサイト「Pratinada」を開発しました。このウェブサイトは、OpenStreetMapのデータを使って、各音源アーカイブの場所を視覚化しています。
  • RutometroはTrufi初の複数都市対応アプリでメキシコの8都市に対応した交通検索アプリです。OSM公共交通路線データが使われており、メキシコのモビリティ・ギャップを埋めることが期待されます。

プログラミング

  • アンディ・タウンゼントが、OSMウェブサイト上でホストされているスタイルよりも若干ベージュ色を抑えた新しいOSMショートブレッドベクターマップスタイルを開発し、それをウェブサーバーにインストールする方法を説明しています。

リリース

  • CoMapsは、iOSとAndroid用の地図&ナビゲーションアプリのバージョン2025.11.19をリリースしました。11月16日からのOSMデータに加え、舗装された道路を回避するルーティングオプションや、他の機能の中に多くの新しいPOIのサポートが含まれています。
  • Iaan Dessは新しいチェンジセット・ビューアーとクエリーツールをテストしています。OSMChaの機能に匹敵することを目指していますが、より速く、よりシンプルなクエリと、よりユーザーフレンドリーなインターフェイスを備えています。コミュニティからのフィードバックを歓迎します!

ご存知でしたか?

  • IHEデルフト水教育研究所は、ユネスコの後援を受け、ウェブサイトでウェビナーを開催することを発表しました。また、彼らのGIS OpenCourseWare教育プラットフォーム(以前にコースを報告した)やMastodonでもフォローできます。
  • OSM Relatif というバス路線のルートや停留所を簡単に編集できるウェブアプリがあります。

その他の “ジオ” な事柄

  • ハンス・ファン・デル・クワストは、オランダ、ドイツ、ポーランドの特定の場所に関連するコープ(perceel)に関する地名やその他のデータを強調したQGISで作成した地図についてLinkedInで発表しました。そのなかで、12世紀から13世紀にかけて鉱業や農業のために封建的な土地を使用する契約を祝ったこの法的手段が、ヨーロッパの景観にどのような足跡を残したかを示しました。
  • 堀下 栄太さんは、ブログ Japan Geospatial Times で、PLATEAUプロジェクト(日本の都市のデジタル・ツインを作成することを目的とした日本の3D都市モデル)について、ケーススタディや実世界への導入例を解説したページを更新しました

まもなく開催

    国・地域場所Venueイベント名開始日
    flagAtelier Vélo UtileRencontre OSM Saint-Brieuc 2025-11-29
    flagバンガロールShanti NagarOSMバンガロールマッピングパーティー :osmcalpic:2025-11-30
    flagMelbourneAURIN, Melbourne Uni Baldwin Spencer Building 113PIA Urban Data Network Missing Maps: Map Party for a Cause Melbourne 2025-12-01
    flagサンテティエンヌZoomacomRencontre Saint-Étienne et sud Loire 2025-12-01
    flagOsloMesh NationaltheatretMapathon – Monthly Missing Maps w/ EWB Norway 2025-12-02
    flagザルツブルクBewohnerservice Elisabeth-VorstadtOSM Treffen Salzburg 2025-12-02
    flagBernCelina am Nordring, BernBerner OpenStreetMap-Znacht 2025-12-02
    flagダービーThe Brunswick, Railway Terrace, Derbyイーストミッドランズのパブミートアップ2025-12-02
    Missing Maps London: (Online) Mapathon [eng] 2025-12-02
    flagTorontoTorontoVolunteer mapping Manulife GR 2025-12-03
    iD コミュニティ チャット 2025-12-03
    OSMインドアミートアップ 2025-12-03
    flagシュトゥットガルトシュトゥットガルトシュトゥットガルター OpenStreetMap-Treffen :osmcalpic:2025-12-03
    flagMadridオンラインMappy Hour OSM España 2025-12-04
    UN Mappers #ValidationFriday Mappy Hour 2025-12-05
    flagOlomoucSotM CZ+SK 2025 2025-12-05
    flag大阪市大阪大学中之島センターState of the Map Japan 2025 2025-12-06
    flagParisCarrefour Numérique² de la Cité des SciencesPSL XXL 2025-12-06 – 2025-12-07
    flagBiellaSala Riunioni 2, CTV Centro Territoriale per il VoIncontro dei mapper di Biellese, Vercellese e Canavese 2025-12-06
    flagBraunschweigStratum0Braunschweiger Mappertreffen im Stratum0 Hackerspace 2025-12-06
    flagनई दिल्लीJitsi Meet (online)OSM India – Monthly Online Mapathon 2025-12-07
    Missing Maps : Mapathon en ligne – CartONG [fr] 2025-12-08
    flag臺北市Mozスペース台北OpenStreetMap x Wikidata Taipei #83 2025-12-08
    flagソルトレイクシティWoodbine Food HallOSM Utah Monthly Map Night 2025-12-09
    flagハンブルクVoraussichtlich: "Variable", Karolinenstraße 23Hamburger Mappertreffen 2025-12-09
    flagアムステルダムTomTom AmsterdamMissing Maps/Maptime Amsterdam In-Person Mapathon 2025-12-10
    flagŽilinaGLOBESY s.r.o.Missing Maps mapathon Žilina #20 2025-12-11
    flagミュンヘンWikiMUCMünchner OSM-Treffen 2025-12-11
    flagオンラインOpenStreetMap Midwest Meetup 2025-12-11
    flagサラゴサEtopiaGeoCamp – State of the Map España 2025 2025-12-13
    flagMAP Mercator museumOpenStreetMap Belgium at the MAP-Mercator museum 2025-12-13
    flagコーベンハウンCafe Bevar’sOSMmapperCPH 2025-12-14

    Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを OSM Kalender 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Aphaia_JP, MatthiasMatthias, Raquel Dezidério Souto, Andrew Davidson, miurahr, muramototomoya.