週刊OSM 409

2018/05/15-2018/05/21

    Logo

    時刻表対応の公共交通ルート検索デモ 1 | © Graphhopper © map data OpenStreetMap contributors

マッピング

  • warin氏がタグ付けメーリングリストで水域タグに付ける seasonal, ephemeral, intermittent のタグ付け方法を明確にして欲しいと言っていますが、それぞれの地域で異なる気候や状況から世界中で明確にタグ付け方法を同意するのは難しいという答えが返されています。
  • アイルランドで最もMapillaryに画像をアップロードしているDeBigC氏がどのように画像を収集したのかをユーザー日記で語っています。
  • Christoph Hormann (imagico)氏がOSM地図上のラベルを目立つようにするタグ付け指南書を作成しました。地図上に大きく表示させたいテキストにtourism=attractionをつけると目立たせることができます。もちろん皮肉です。
  • 固定されていて動かせないサンベッドに対するタグ付け提案amenity=loungerへの投票が行われています。投票期限は6/2です。

コミュニティ

  • 旅行ガイド作成サービスSTAPPZが、保有データをオープン化しようと検討中です。運営者のTim Freyがこの考えについて意見を集めています。
  • カトマンズ生活研究所がOpenStreetMapコーディネーターとして働ける人を募集しています。
  • OSMデータからGDP等の経済指標を推定する手法についてNikolai Janakiev氏が解説記事を書きました。Pythonコードも記載されています。

OpenStreetMap Foundation

  • OSMF理事会と各ワーキンググループは5/25からヨーロッパで実施される一般データ保護規制への準備を進めています。

イベント

  • State of the Map Latamの正式な開催日が決定しました。オープンデータウィーク開催中の9/24から25にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されます。

OSM人道支援

  • HOTインドネシアは4/16~18にかけてスマラン国立大学と協力してマッパソンを開催しました。マッパソンでは25人の学生が47,000の建物と290の道路をマッピングし、検証や建物ツールといったプラグインの使い方や、データをエクスポートして研究に使う方法も学びました。
  • Annaka Scheeres氏は2016年に米国赤十字のインターンでMissingMapsに参加しました。その時の活動内容がGenerocityに掲載されました。
  • エボラ出血熱がムバンダカ市(コンゴ)で発生しました。感染拡大を防ぐために350名以上のマッパーが緊急マッピングタスクに参加しました。

地図

  • Code for カールスルーエのStefan Grotz氏はドイツ語メーリングリストRedditで農場にある農作物販売所などの地図www.farmshops.euを作ったことをアナウンスし、多くのフィードバックを受けました。
  • Christoph Hormann氏が、OSM地図上での森林表示方法について考察しました。広葉樹と針葉樹、常緑樹と落葉樹の描きわけアイディアなどが提示されています。

オープンデータ

  • ジャングルバスチームがパリとその周辺地域のOSMデータとパリのGTFS公共交通機関オープンデータとの比較研究の結果を公開しました。
  • ドイツにある複数の公共交通機関が共同でオープンデータポータルを開設したことを発表しました。

ライセンス

  • 欧州委員会は「データベースの法的保護に関する指令」を継続的に見直すことを発表しました。OSMデータは本法律により保護されます。

ソフトウェア

  • Graphhopper社のMichael氏が、時刻表に対応した公共交通機関ルート検索のデモを公開しました。システムで使われている詳細技術についても少し触れられています。
  • OverpassAPIにいくつかの素晴らしい新機能が追加されます。Roland氏は新しい機能を説明するために複数のブログ記事を書いています。新機能の一つは特定のクエリを繰り返し使うための「nwr」ディレクティブというもので、クエリを簡略化することができます。

プログラミング

  • Robert Kaiser氏がOSMデータを使ったVRのデモ作成しました。MozillaのA-Frameライブラリを用いており、ソースコードも公開されています。
  • 自国語でラベルを表示するOSM地図の作製方法をdemonshreddder氏が解説しています。
  • TelenavがOpenStreetCamの画像から交通標識を検出するプログラムのソースコードと機械学習用のトレーニングデータセットをリリースしたことをMartijn van Exel氏がユーザー日記でアナウンスしています。さらに45,000枚以上の画像から地物を認識する機械学習コンテストも開催されています。

ご存知でしたか?

  • Pic4Reviewで楽しくマッピング!ストリートビュー写真を見ながら選択肢を選ぶだけでマッピングできます。

メディア掲載

  • Claire Halleux氏(OSMコンゴ)などコンゴでエボラ出血熱への対応にあたっている人々へのインタビュー記事がAtlantic誌に掲載されました。

その他の “ジオ” な事柄

  • あなたがプロジェクトに最適なジオコーダを見つけられるようにSteve Bennett氏が複数のジオコーダを比較できるツールを作りました。

まもなく開催

    場所名称開催日
    ブレーメンBremer Mappertreffen2018-05-28germany
    グラーツStammtisch Graz2018-05-28austria
    ローマIncontro mensile2018-05-28italy
    ダービーPub Meetup2018-05-29united kingdom
    デュッセルドルフStammtisch2018-05-30germany
    ボルドーState of the Map France 20182018-06-01-2018-06-03france
    サン・ロマーノ・イン・ガルファニャーナMapathon e Editathon alla Fortezza delle Verrucole2018-06-01-2018-06-03italy
    モントリオールLes Mercredis cartographie2018-06-06canada
    Praha – Brno – OstravaKvartální pivo2018-06-06czech republic
    シュトゥットガルトStuttgarter Stammtisch2018-06-06germany
    モスクワSchemotechnika 162018-06-06russia
    ボーフムMappertreffen2018-06-07germany
    ポツダム120. Brandenburg-Berlin Stammtisch2018-06-08germany
    東京東京!街歩き!マッピングパーティ:第20回 江戸開城の地 芝2018-06-09japan
    レンヌCartographie des bâtiments en 3D2018-06-10france
    レンヌRéunion mensuelle2018-06-11france
    リヨン12 Jun.2018-06-12–2018-06-13
    Rencontre mensuelle pour tous2018-06-12france
    ナントRéunion mensuelle2018-06-12france
    ミュンヘンMünchner Stammtisch2018-06-14germany
    ミラノState of the Map 2018 (international conference)2018-07-28-2018-07-30italy
    ダルエスサラームFOSS4G & HOT Summit 20182018-08-29-2018-08-31tanzania
    デトロイトState of the Map US 20182018-10-05-2018-10-07united states
    バンガロールState of the Map Asia 2018 (effective date to confirm)2018-11-17-2018-11-18india

    Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。

This weeklyOSM was produced by Nakaner, Rogehm, SK53, Spanholz, derFred, k_zoar, muramototomoya.

One Reply to “週刊OSM 409”